権実は両方とも真実の姿
ドイツ紀行をまとめている最中ですが、いかんせん2年前のことですので、写真の発掘とか記憶の整理とか意外と手こずっております。そこで、ちょっと気になったことがあったので、割り込み的に仏教的思考をアップいたします。それは、次女の学校や学童クラブで...
つい、先日のことです。私は、急にひどい腹痛に襲われました。…その時、はっとしました。私の見方は辺見だと思ったからです。…偏見ではありません辺見です。とは言え、意味はほぼ同じで「偏った見方」ということです。…仏教は中道の哲学ですから、こういう、極端な偏った見解は間違った見方だとするのですね。…片方の辺に寄っている見方は間違いなのです。
お釈迦様のお悟りというのは、とても興味深いものです。...お釈迦様はこの中道をお琴の名手の方に説明する時、お琴の弦に例えられました。お琴の弦は張りすぎていても、緩すぎても良い音が出ません。張りすぎず、緩すぎない、ちょうど良い度合いを保つと良い音色を奏でるのです。ちょうどよい度合いを保つことが大切なのです。親子もちょうどよい見守りと距離感を保つことで良い音色が奏でられるものなのかもしれません。